2日の雇用統計の悪化を受けた下落で、ひとまず小康状態に入るかと思われたマーケットの混乱ですが、どうもそう簡単には収まりそうもありません。バーナンキFRB議長の発言に失望、ヨーロッパ危機の再燃など不安感がさらに高まってきました。次回FOMCまでQE3の督促相場が続くかもしれません。
昨晩のナイトセッションで、大証の日経平均先物は8,460円と8,500円割り込んでしまいました。朝まで取引されているCMEの方は、8,495円と多少戻しましたが、こちらも8,500円割れです。月曜日はどうなるだろうと不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
日経平均やオプションの価格がどうなるかは別として、証拠金の観点から見るとプライス・スキャンレンジとボラティリティ・スキャンレンジの引き下げという支援材料があります。このため、証拠金不足で泣く泣く損切りという事態はかなり緩和されます。しかし、どれぐらいのインパクトがあるのでしょうか?
OPMarginのRT予測というシミュレーション機能を使って、大証のナイトセッションの終値を使って、月曜日の証拠金を予測してみました。
IVが急上昇すると証拠金も大幅に上がり、早め早めに対応する必要があることは言うまでもありませんが、3:00のナイトの終値の状況では、証拠金の観点からはあまりあわてず、じっくりとポジションを組み替えればよさそうです。
10月限月 |
570円 15.8% |
360円 |